太陽光発電に必要な日照時間と日照量
最終更新日 2021年3月11日
監修・著者 ソーラーパネル業界人 山田 弘樹
要確認です「太陽光発電」
太陽光発電で十分な発電を得るには一定の日照時間と日照量が必要になります。都道府県ごとであったり建物の状況などによって変わるため、業者などに測定をしてもらうと良いでしょう。発電量を知ってから設置するようにしましょう。
【参照】気象庁HP 日照時間一覧表
各都道府県や地域によって大きく異なる
日本は世界の国に比べればそれほど大きくありません。あまり大きくないものの、南北に長いからかそれなりに地域差があります。北の方は非常に寒く、南は比較的温暖になっています。太陽光発電を利用する時には日照時間や日照量を気にする必要がありますが、各都道府県で異なることを知っておきましょう。日照時間が多くなる地域としては、瀬戸内海近辺があります。岡山県は晴れの国問われるぐらい晴れが多い県です。一方、日本海側は冬にあまり日照時間が確保できません。北海道なども同様で、雪が多い地域は太陽が出る時間が短いです。設置しても元が取れない可能性があります。
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近くの建物や山などの位置関係を知る
住宅を建てる時、間取りなどを気にするでしょう。リビングなどは南向きにしますし、洗濯物を干すベランダも南向きにします。南向きは1日を通して一定の日照量が得られます。太陽光発電を行うなら日照量が重要になりますが、近くの建物の状況を確認しておきましょう。南側に大きな建物があると、必ずしも日照量が得られるとは限りません。明るさはあるとしても、十分光が来ないと効率的な発電ができません。その他、山であったり木々の影響で十分得られないときもあります。山が近くにある時は、設置を見送らないといけないかもしれません。木々であれば、伐採などをすれば確保できます。
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業者に十分足りているか調査をしてもらう
太陽光発電の装置を取り付けて発電するには、日照時間や日照量が重要になります。時間に関しては、統計的なデータなどがあり、各都道府県ごとにどれくらいかなどが分かります。自分の住んでいるところが良く日が当たるところだからと安易に設置しても、設置してから十分でないとわかるときもあります。各家ごとに条件が異なるのを知って設置を考えないといけません。設置業者の中には、十分あるかを測定してくれるところもあります。一定期間屋根などに測定器を取り付け、問題なければ設置を検討すると良いかもしれません。隣がうまくいっていても自分の家も同じとは限りません。
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まとめ
太陽光発電の設備では、日照時間と日照量が十分かどうかが問題になります。地域や地形によって異なるのでホームページなどで調べてみましょう。本格的に設置をする前に、業者に正確な情報を測定してもらうと問題が出にくいです。
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【この記事を書いた人】山田 弘樹
これまでに太陽光発電会社での営業を10年経験しました。もちろん、自宅にも設置しています。業界にはかなり精通しています。